2025/03/21

コバの色を自分好みに変えてみよう! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.3


皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。(オールペイント特集のVOL.3)

前回はタンローの吟面を着色しましたが 今回はコバ(革の断面)を仕上げて

みたい思います。 まずはルガトショルダー!  吟面に光沢のある革なので、

革の質感にあわせてコバを仕上げていきます。






オールペイントはエマルジョンタイプの塗料なので、エルトコ等のコバ仕上剤の

様に コーンスリッカー等で磨き コバを整える工程は必要ありませんが

オールペイントをコバにそのまま塗布すると断面の凹凸が目立ってしまうので

事前にコバを綺麗に整えてから着色する事をお勧めします。

↓↓画像のコバは#1000のヤスリがけ→水で湿らせて→コーンスリッカで

磨き断面を整えた物。














オールペイント(紺)はルガトショルダーの色味にピタリだったので

そのまま着色しました。そして、オールペイントが乾いてから革の光沢に

合わせてトップコートクリアーで仕上げて艶を出しました。






















次はブルガノ紺です。

同じ紺色でもルガトに比べて艶は少なく発色も違うので調色します。



















オールペイント紺にほんの少し黒を足して ややダークトーンの紺色の調色に

チャレンジ!ダークトーンの紺色ができたのですが、少し色味を薄くしたい、、

ここでオールペイントうすめ液を混ぜて更にブルガノの紺のトーンに合わせ

ていきます








色はバッチリ合いましたが、欲をいうと少し艶もおさえたいので、、



上からトップコートマットで艶をおさえます。

更にブルガノのタッチにピッタリ合いました!


今回のオールペイント特集をまとめてみると

タンロー吟面 
 (下地剤)→(ペイントうすめ液使用)→(着色)
ルガトショルダーのコバ
(そのまま着色)+(トップコートクリアー)
ブルガノのコバ 
(調色)→(ペイントうすめ液でトーンダウン)→(トップコートマット)

といった感じです。






















ご覧のとおり レザークラフトオールペイントは どんな革でも自由自在に

コバを着色できる優れものなのです。是非皆様もお好みの革でチャレンジ

してみて下さい!ではまた。


2025/03/05

革の色を自分好みに変えてみよう! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.2

皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。今回はオールペイント特集のVOL.2です 

実際に革にペイントしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

革は(タンロー)(ルガトショルダー紺)(ブルガノ紺)をチョイスしました。







まずはタンローから吟面を着色しますが、わかりやすくツートンにしてみます。

オールペイントはそのままご使用頂けますが、今回はマスキング後に下地剤を塗布しました

※特に吟面を着色する際には下地剤を塗ることで、『発色』『定着力』が増しますので

事前の処理として是非ご使用頂ければと思います。









タンローの吟面を青色に仕上げてみます。調色しないので このまま原液を塗っても良いので

すがオールペイント(うすめ液)を適量混ぜることで塗料が滑らかになり、塗った際の滑り

も良くなります。








2回塗りで仕上げました。

吟面に着色した際の発色と、この自然な艶感がオールペイントの特徴です。

コバも同様に仕上げました。














今回の撮影で使用した『ツイサポ』もご紹介!作業用ピンセットで革を挟み 自由な角度

に調整できるので、コバ塗りのサポートと撮影で活躍してくれました。

詳細はこちら→ツイ・サポ








次回はルガトショルダーとブルガノのコバ仕上げです。

同じ紺色ですが、吟面の発色や艶も異なる革なので、オールペイントで調色しながら

コバを仕上げてみたいと思います。ではまた。