2025/02/19

コバも!吟面も!床も! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.1

皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。

今回のS2ジャーナルは レザークラフト オールペイントをご紹介したいと思います。

優れた着色性と密着力を兼ね備えたオールペイント。

革をはじめ、合皮、キャンバス、ゴム等、多用途に着色可能な塗料です。

レザークラフトでコバにも使える様、製造元と改良を重ねて開発したものが

レザークラフトオールペイントです。







全12色 30mlの使い安い容量です。ラベルの丸い穴から色が確認できるのは勿論

溶剤の残量チェックの目安にもなるので便利です!




ヌメ革に着色した オールペイントのカラースウォッチです。
















吟面に塗った際の顔料の質感も、自然な風合いと艶感です。















更にオールペイントには仕上げ剤が4種類あり、 艶を増したりマットな質感に仕上げたり

吟面やコバのトップを自由に調整して仕上げることが可能です。














こちらはコバにオールペイント→トップコートクリアーの仕上げで より艶をだしたもの。














そしてこちらはオールペイント→トップコートマットの仕上げでマットな質感に















次回は 弊社の革を使用して実際に吟面やコバを仕上げながらご紹介していきたいと

思います。ではまた。





2025/02/07

タンローってどんな革? 協進エルのELタンローでレザークラフトがもっと楽しめる!

皆様こんにちは 今回のS2ジャーナルはタンローの特集です。

弊社では数種類のタンローを取り扱っておりますが、今回はELタンローをご紹介致します。












名の由来にもなっている、タンニン鞣しで染色やロウケツ染にも適しているタンローですが

カービングやスタンピングを施したり、自分の好きな色に染め上げたり、、

レザークラフトを存分に楽しんで頂ける革だと思います。












原皮は北米のステアハイド。大きさは半裁で約220ds前後、厚みは2.2mmほど、

この吟面独特の白さの秘訣を含めて以下タンナーさんに色々とお話しを伺いました。























タンローの工程は他のヌメ革に比べてシンプルな印象。タンニンはミモザとケブラチョを

ブレンドした物を使います。

◎ミモザは 鞣しが強く→革が柔らかくなり→黄色味がかった色が特長。
◎ケブラチョは 鞣しが弱く→革が固くなり→赤味かった色が特長。

タイコ鞣しの早い段階で、まずミモザを漂白して洗い流すことで黄色味の抜けた独自の

乳白色の吟面に仕上がります。





















画像だけでうまくお伝えするのが難しいところもありますが、、

タンナーさん曰く、ケブラチョタンニン特長の ほのかな赤味(吟面が若干薄いピンク色)

が感じられるのではないか、とのお話でした。






















吟面にはアイロン加工を施していますので適度な艶感があり、更に表面の凹凸を抑えて

いますのでカービングや染色等の加工がスムーズです。





















床面はこんな感じです。





















実際に弊社スタッフがバスケットの刻印を打ってみました。やはり綺麗に入りますね。









































ELタンローで制作した革小物をいくつかチョイスしてみました!

革本体を好みの色に染めたり、更にカービング等の加工で自由自在にオリジナルの

レザークラフトが楽しめます。是非一度ためしてみてはいかがでしょうか!

この記事を書いているうちに 私も久々にタンローで何か制作したくなってきました。

上手くできたらご紹介したいと思います。ではまた次回の投稿で。