2025/06/10

イタリアンレザー Conceria 800 ブルガノレザーは自然な艶が引き立つオイルレザー 協進エルのイタリアンオイルレザー


皆様こんにちは 協進エルS2ジャーナル バイヤーチーフ野﨑です。

今回は conceria 800ブルガノレザーをご紹介致します。

ここ最近、この革の動きが非常に良いです!

今回の記事を書くにあたり、安定した人気の秘訣をタンナーに尋ねてみました。

原皮や鞣しの秘訣、色々と解説頂いたのでご覧ください。














『以下 conceria 800よりブルガノ特長解説です。』

現在の原皮は デンマーク/ノルウェー/スイス産です。北欧や高山のより寒冷な気候が

より良い原皮を産しています。ブルガノは真のベジタンヴァケッタレザーです。

タンニンは ミモザ、クリ、ケブラチョ、3種を極秘の配合でブレンドしています。』























『また、セーゴと呼ばれる特別に配合された油脂を入れています。これはブルガノレザーに

しっとりとした手触りを出すために欠かせない物です。染色に関しては100%アニリンの

ダイスルーです。』              ◎画像下から黒、紺、焦茶、茶














◎画像下から赤、ワイン、緑













以上、タンナーからの貴重な回答を頂き、このブルガノレザーの品質や質感も納得です!

恒例の革巻き断面ショット!床面のオイルを含んだしっとりとした質感も伝わる

でしょうか。



































私自身もレザークラフトが好きでブルガノを含む様々な革を使用してきましたが

ここ最近はこのブルガノレザーに戻ってきている感じなのです。

やはり変わらぬ品質と扱いやすい定番としての安心感からでしょうか。

次回は更にレザークラフトとしてのブルガノをご紹介したいと思います。

ではまた


2025/05/23

KS Blade 菱目打は切れ味抜群! 協進エルのレザークラフトプロツールで


皆様こんにちは 協進エルS2ジャーナル バイヤーチーフ野﨑です。

今回は新商品の工具 KS Bladeのラインナップから菱目打をご紹介致します。

ピッチは 3.38mm/3.85mm 2種類の(1.2.4.6.10本目)の10種類展開

ハイカーボンスチール独自のソリッド感です!














KS Bladeの工具は全商品専用のケース付きです。

画像の菱目打はコンパクトな薄型のケースになります。













鋭い切れ味が特長であるKS Bladeの菱目打!

言葉や画像のみでお伝えするのは難しいところもありますが、、












実際にブルガノレザーに打ち込んでみました。通称  "多刃" といわれる

刃の数の多い菱目打は一度で綺麗な穴開けが難しく、端の刃まで綺麗に

開けるには刃の先端を左右に傾けて打ち込んだり、少しコツが必要ですが

KS Bladeの菱目打に関しては10本目でもご覧の様に少ない力でスムーズに

綺麗な穴あけが可能です!

菱目打がブレずに鋭く革に入る感じが伝わりますでしょうか!


実際に10本目を連打した革がこちら↓綺麗で正確なピッチの穴あけが可能です!

KS Bladeのラインナップには魅力的な工具がまだまだありますので

今後も詳しくご紹介していきます!ではまた。



2025/04/28

レザークラフト工具の新しいスタイル!切れ味抜群!新商品 KS BLADE レザークラフトツール



皆様こんにちはバイヤーチーフ野崎です。

ビッグニュースです!

協進エルに新しい工具のラインナップが加わりました。

その名は  Ks Blade 

韓国から届いたスタイリッシュなフォルムの工具はその見た目もさることながら

繊細に研ぎ澄まされた刃先は抜群の切れ味です。

まずはラインナップのおおまかな全貌をご紹介しますのでご覧下さい。

















まずは菱目打!ピッチは 3.38mm/3.85mm 2種類の(1.2.4.6.10本目)

10種類展開!ハイカーボンスチールを使用していますので抜群の切れ味です!














力をいれる事なく滑らかな革抜けが特長で、細かなピッチでも抜けた穴が繊細で

綺麗な形状です。












次は 【菱切り】 【ヨーロッパ菱切り】 【丸ギリ】です。他には無いこの独自な

真鍮フォルム。このフォルムの特長は、作業中に卓上で工具が転がらないという

利点と さらには卓上に立てて置けるというこだわりのデザインです。





















刃先はSKH鋼を使用しており、とにかく抜群の切れ味です。













【ハトメ抜き9本セット】1本のハンドルで9サイズの穴あけが出来る替え刃式です。












木製のラックがセットで付属しますのでスタイリッシュに収納できます!














こちらの珍しいフォルムの工具はレザーのドーナツ型(ワッシャーパーツ)が

一度で綺麗に抜ける【ワッシャ―パンチ】です。













今回はざっとご紹介するかたちになりましたが、協進エルホームページのトピックス

にも詳しく掲載していますのでご覧ください。⇒Topics

まだまだご紹介したいポイント沢山ありますので、今後このブログでも詳しく

ご紹介していきたいと思います。ではまた。



2025/04/18

金具で楽しむレザークラフト!協進エルの真鍮金具でベルトループウォレットチェーン制作に挑戦。

 皆様こんにちはバイヤーチーフ野崎です! 今回は弊社 の真鍮金具ラインナップから

チェーンとナスカンをチョイスして ウォレットチェーン を制作してみます!

ご覧のとおりとても存在感のある金具なので、こちらをメインとしたレザークラフトに

挑戦です!






線径の太いチェーンはズッシリとした質感と迫力です。先端には同様の丸カンが付属

しており、この丸カンが重要で、別途用意すると色や線の太さが合わない場合が

あるからです。この丸カンを使用して他のパーツと連結していきます。














革はHORWEENクロムエクセルを使ってみました。真鍮の重厚感とも相性が良く

特に真鍮色は革の存在も引き立てると思います!














少しワンポイントですが、バックルや美錠 ナスカン等を使った革小物をつくる際に、

使う金具を先に決める事をお勧め致します。例えばイメージ先行で仕上げたストラップが

11mm幅、、のような半端な寸法の場合 ぴったりと合う規格の金具が無い事もあるので。

今回使用したナスカンBr #71194は 内径が21mmなので 革の幅は20mm程で仕上げました。








完成です。革のベルトループキーホルダーに真鍮チェーン+ナスカンフック仕様!










シンプルに仕上げるつもりでしたが少し手を加えたくなって、、(笑)

S2ジャーナルの打刻を入れてみました!














真鍮金具を組み合わせて豪華なウォレットチェーンの出来上がりです。

使い込むうちに金具と革の経年変化を楽しんで頂けると思います。

協進エルラインナップの金具で皆様も是非、『金具をメインとしたレザークラフト!』

を楽しんで下さい。今回使用した金具類です。ご参考までに↓↓ではまた!

#73914-08 カン付きチェーン50cm S Br 丸カン2個付

#71194-08 ナスカン21mm Br    #71007-02 丸カン21mm G     #75004-08 ジャンパーホックBr



2025/04/07

真鍮金具は革との相性抜群! 協進エルの金具でエイジングを楽しむ!

皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。

今回のS2ジャーナルは弊社と長年のお付き合いがある真鍮金具の問屋さんより

お届け致します。訪れる度に貫禄とオーラを感じる店内には沢山の金具が

ところ狭しと並び、圧巻の品揃えです









真鍮は銅と亜鉛の合金で、特徴としては酸化するとアンティークな風合いになります。

革も同様に使い込む程にエイジング(経年の変化)を楽しんで頂ける特徴があるので、

革との相性に優れた素材の金具だと思います。









私自身 真鍮金具は大好きなので、つい時間を忘れ 見入ってしまいました。












なにげなく吊るされた金具もアンティーク雑貨店のディスプレイの様。














弊社取り扱いの真鍮金具類↓↓チェーンやフック、バックル等を革と組み合わせる事で、

より作品も際立つかと思います。次回は実際に真鍮金具を使った作品にチャレンジして

より詳しくご紹介したいと思います。ではまた!




2025/03/21

コバの色を自分好みに変えてみよう! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.3


皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。(オールペイント特集のVOL.3)

前回はタンローの吟面を着色しましたが 今回はコバ(革の断面)を仕上げて

みたい思います。 まずはルガトショルダー!  吟面に光沢のある革なので、

革の質感にあわせてコバを仕上げていきます。






オールペイントはエマルジョンタイプの塗料なので、エルトコ等のコバ仕上剤の

様に コーンスリッカー等で磨き コバを整える工程は必要ありませんが

オールペイントをコバにそのまま塗布すると断面の凹凸が目立ってしまうので

事前にコバを綺麗に整えてから着色する事をお勧めします。

↓↓画像のコバは#1000のヤスリがけ→水で湿らせて→コーンスリッカで

磨き断面を整えた物。














オールペイント(紺)はルガトショルダーの色味にピタリだったので

そのまま着色しました。そして、オールペイントが乾いてから革の光沢に

合わせてトップコートクリアーで仕上げて艶を出しました。






















次はブルガノ紺です。

同じ紺色でもルガトに比べて艶は少なく発色も違うので調色します。



















オールペイント紺にほんの少し黒を足して ややダークトーンの紺色の調色に

チャレンジ!ダークトーンの紺色ができたのですが、少し色味を薄くしたい、、

ここでオールペイントうすめ液を混ぜて更にブルガノの紺のトーンに合わせ

ていきます








色はバッチリ合いましたが、欲をいうと少し艶もおさえたいので、、



上からトップコートマットで艶をおさえます。

更にブルガノのタッチにピッタリ合いました!


今回のオールペイント特集をまとめてみると

タンロー吟面 
 (下地剤)→(ペイントうすめ液使用)→(着色)
ルガトショルダーのコバ
(そのまま着色)+(トップコートクリアー)
ブルガノのコバ 
(調色)→(ペイントうすめ液でトーンダウン)→(トップコートマット)

といった感じです。






















ご覧のとおり レザークラフトオールペイントは どんな革でも自由自在に

コバを着色できる優れものなのです。是非皆様もお好みの革でチャレンジ

してみて下さい!ではまた。


2025/03/05

革の色を自分好みに変えてみよう! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.2

皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。今回はオールペイント特集のVOL.2です 

実際に革にペイントしながら詳しくご紹介していきたいと思います。

革は(タンロー)(ルガトショルダー紺)(ブルガノ紺)をチョイスしました。







まずはタンローから吟面を着色しますが、わかりやすくツートンにしてみます。

オールペイントはそのままご使用頂けますが、今回はマスキング後に下地剤を塗布しました

※特に吟面を着色する際には下地剤を塗ることで、『発色』『定着力』が増しますので

事前の処理として是非ご使用頂ければと思います。









タンローの吟面を青色に仕上げてみます。調色しないので このまま原液を塗っても良いので

すがオールペイント(うすめ液)を適量混ぜることで塗料が滑らかになり、塗った際の滑り

も良くなります。








2回塗りで仕上げました。

吟面に着色した際の発色と、この自然な艶感がオールペイントの特徴です。

コバも同様に仕上げました。














今回の撮影で使用した『ツイサポ』もご紹介!作業用ピンセットで革を挟み 自由な角度

に調整できるので、コバ塗りのサポートと撮影で活躍してくれました。

詳細はこちら→ツイ・サポ








次回はルガトショルダーとブルガノのコバ仕上げです。

同じ紺色ですが、吟面の発色や艶も異なる革なので、オールペイントで調色しながら

コバを仕上げてみたいと思います。ではまた。




































































2025/02/19

コバも!吟面も!床も! 多用途に使える 協進エルのレザークラフトオールペイント VOL.1

皆様こんにちはバイヤーチーフ野﨑です。

今回のS2ジャーナルは レザークラフト オールペイントをご紹介したいと思います。

優れた着色性と密着力を兼ね備えたオールペイント。

革をはじめ、合皮、キャンバス、ゴム等、多用途に着色可能な塗料です。

レザークラフトでコバにも使える様、製造元と改良を重ねて開発したものが

レザークラフトオールペイントです。







全12色 30mlの使い安い容量です。ラベルの丸い穴から色が確認できるのは勿論

溶剤の残量チェックの目安にもなるので便利です!




ヌメ革に着色した オールペイントのカラースウォッチです。
















吟面に塗った際の顔料の質感も、自然な風合いと艶感です。















更にオールペイントには仕上げ剤が4種類あり、 艶を増したりマットな質感に仕上げたり

吟面やコバのトップを自由に調整して仕上げることが可能です。














こちらはコバにオールペイント→トップコートクリアーの仕上げで より艶をだしたもの。














そしてこちらはオールペイント→トップコートマットの仕上げでマットな質感に















次回は 弊社の革を使用して実際に吟面やコバを仕上げながらご紹介していきたいと

思います。ではまた。